FP2級取得(日本FP協会)する方法
FP3級、2級ともに下記団体の試験に合格することで取得できる国家資格です。
・NPO法人日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(以下『日本FP協会』)
・社団法人金融財政事情研究会(以下『金財』とします)
またAFPというのを聞いたことがある方も多いと思います。
AFPはFP2級に加えて、相談者に提案、アドバイス技能をプラスした民間資格で、AFP認定研修(¥10,000~¥20,000程度)を修了&FP2級を取得することで認定申請可能になる資格です。詳しくは日本FP協会のページをご覧ください。
AFP認定者になるには、FP2級合格のほか認定研修を終了する必要があり、さらに年会費(¥12,000)と入会金(¥10,000)が必要(2022年6月現在)なため、私はAFPは取得してません。
FP2級の受験資格は2年以上の実務経験(資産運用の相談業務とか、コンサルティング業務など)があれば受けられますが、ない場合は、
・金財か日本FP協会のFP3級に合格する。
・日本FP協会のAFP認定研修を修了する。¥10,000~¥20,000程度。
上記2つのうち、どれかを満たせば2級受験資格が得られます。
ちなみにFP3級の受験料金は、学科、実技とも、また、金財、日本FP協会ともに¥4,000です。
実技は金財の場合、個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務のどちらかを選択し受験することになり、個人資産相談業務と保険顧客資産相談業務を同時に受験することはできないようです。別日に再受験することで、両方を取得することが可能。詳細はこちら。
日本FP協会の場合は資産形成提案業務の1つのみ。
独学で勉強し受験する場合、市販の本を2冊購入(¥1,500×2=¥3,000)すると考えても、受験料金(学科+実技)¥8,000と合わせて、¥11,000(+電卓題等)で足りる金額だと思います。
実務経験のない人がFP2級と取得する場合、AFP認定研修を終了し2級を受ける方法に比べて、独学でFP3級取得後、さらに独学で2級を受験すれば格段に安くなりますが、独学ゆえ合格まで遠回りな勉強方法(試験対策)になるリスクがあります。
試験時期(日程)は?出題形式は?
日本FP協会、金財共に、また2級、3級ともに、5月下旬、9月上旬、11月下旬の年3回あり、受験申し込み締め切りは各試験の1.5ヶ月ほど前です。
出題形式は、学科は金財、日本FP協会ともに、選択式(3択)で30問出題されて、合格ラインは60点満点で36点です。
実技は金財が実技が5問出題され50点満点30点以上で合格(配点は非公開)、日本FP協会は20問出題され100点満点の60点以上で合格です。
出題形式は、記述式と書いてあるサイトもあればマークシート形式と書いてあるサイトもあり、どちらを信用していいか迷いそうになりますが、日本FP協会の過去問を見るとマークシートになっているので、おそらく両方マークシートだと思います。
金財の学科の過去問は、会員登録後にダウンロードして過去3回分を取得できるようです。詳しくはこちら。
日本FP協会の学科、実技の試験問題と模範解答は、会員登録なしで過去6回分ダウンロードできるようです。詳しくはこちら。
試験&試験勉強に必要なもの
独学でFP3、2級の試験勉強するにはあった方がいい、または、欠かせないと思うものは以下です。
- 1.電卓
- 2.市販の参考書(知人から貰ったりすると書いてある情報が古くなるので、新しい本を買った方がいいと思います。一時金や細かい税率などは思ってた以上に頻繁に改定されています。)
- 3.市販の問題集
- 4.過去問題
- 5.鉛筆とか消しゴムとかノートとか
- 6.テレビ、インターネット
- 電卓は100均に売っているようなもので、使いやすそうなものOKだと思います。
- 市販の参考書は、1冊だと理解できない部分があったり、記述してない部分があったりするので2冊購入し片方の本で足りない部分をもう片方で補完するやり方で進めました。ちなみに、オンラインで対面によるFP受験講座があるかごく簡単に探してみましたところ、動画解説などは多くありましたが、対面?のものは2022年6月現在は見つけられませんでした。でも深く探せば多分ありそう。
- 過去問題。
- 市販の問題集。1冊買いましたが、満点ではなく合格を目指すのではれば、過去問をしっかりやれば必要ないと思います。
- 当然ですが鉛筆、消しゴム。
- 直近6ヶ月~1年の株価推移や、注目された優遇税制なんかが出題されたりするので、そういった経済情報は何となく日々目にしておいて、できれば簡単に調べておいた方が良いかと思います。
FP2級取得までの大まかな流れ&準備はこんな感じです。
次ページではまずFP3級勉強方法を簡単に書きます。