汗や音、匂いを感じさせるイラスト。イラストは右の3本横線(メニュー)からもご覧になれます。
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iPad proを見て液晶ペンタブの今後を考える

液晶ペンタブ ipad pro
ipadproを見てきた。液晶ペンタブの今後は推測。

Apple Storeでipad proを見て触れてきました(イラストは「W社の液晶ペンタブ市場の牙城を崩せるか」というテーマで書きました)。

これまでのipadと比べて、絵、イラストを描くには思っていた以上に使いやすかった印象です。


 

[Good]:

  • これまでのipadに比べ画面サイズが大きくなった(画面サイズがB5用紙に比べ長辺は5mm程度、短辺は2cm程度大きい。ipad mini2台分程度の大きさになった)分、予想以上に快適。個人的にはこれが一番印象に残った。
  • Good:Apple Pencil(オプション)は描画する際サササッと描いてもカーソルの遅延も感じない。描き心地も悪くない。普通のオフィス系アプリはストレスなく、お絵描きアプリでもそこそこ使えそう。画面にツルツル滑って描きづらいということもなかった。
  • Good:Apple Pencil使用時にパームリジェクションが効いているので手を乗せて描画できてラク(疲れにくい)。
  • Good:キーボード(オプション)もカチャカチャしないで打てて自分的には悪くない。

[Bad]:

  • Apple Pencilをホバリングさせてもカーソルが追従しないので、以前載せた「オリジナル ipadのデュアルディスプレー化に挑戦」の時と同じように、Illustratorのパスのようにオブジェクトのアンカー&ハンドルを掴んだり操作したりするのが難しい印象(店頭の実機にアンカー&パス操作の必要なアプリが入っていなかったのでわかりませんが)。個人的にはここが一番ネック。
  • Bad:Apple Pencilのペン先がゴム製ではないので、描画する際に画面とぶつかるコツコツという音がちょっと気になる。
  • Bad:高い(ペンとキーボードオプションつけると12、13万円近く)。これもネックです。

 

ついでに液晶ペンタブの代替になりそうなものを探してみたら、ソニーのタブレットPC「VAIO Z Canvas」というのがあった。

  • Good:ペンをホバリングしてもカーソルが追従してくれる。これならIllustratorなどのソフトでも使い勝手が悪くないかも?(実機に触ってみたわけではないのでわからないけど。)
  • Bad:パームリジェクションが効かないらしい。
  • Bad:高い(37万円位)

 

結局液晶ペンタブの価格がネックで ipadproかタブレットPCか、なんて迷うならWacomの液晶ペンタブを購入(15万程度)した方がいいのかなと。

 

ちなみに普段Wacomの液晶ペンタブ(21インチ位のやつ)を使用している身としての感想です。また価格などは2015年12月16日現在のものです。

安い買い物ではないのでご購入を検討の際は慎重に&当方は一切責任を持ちません。


その他の(3頭身)最近のイラストは下記から

その他の(ipadで描いた)最近のイラストは下記から

さらに、下記には少し古いイラストも載せています(イラスト倉庫にしている「flickr」のサイトが別ウィンドウが開きます)。